2012年2月 1日 (水)

LOST HIGHWAY

そんなわけで今日の一本。

--

家の前に包みが置かれていて。
包みの中にはビデオテープが入っている。

ビデオテープを再生すると、白黒画像で
家の前の玄関が、ずっと映しだされている。

翌日、また包みが置かれていて。
中には、やはりビデオテープが入っている。
再生すると、自分と妻が寝ている姿が映し出される。

という不気味な冒頭から始まる映画。

--

結局、最初から最後まで、意味がわからない。

意味がわからない、ということは怖い。
意味がわからない、けれど面白い。

という、よくわからない映画。
だけど、魅力的。

という変な映画。

うがった見方をすれば、暴力とセックスと恐怖と
ほんのちょっとの冗談が描かれていれば、
意味なんてなくても、それらを原動力に最後まで
強引に物語は展開できる、という見方もできるのだろうけれど。
そんな感じではない。
(いや、それでもいいのかも。)

じゃぁこの意味のわからないモノは何なのだ?
と問われると。

多分、恐怖と好奇心という感情を
映像にした作品なんだろうなって思う。

前衛芸術程、意味がわからないわけではなく、
大衆娯楽、という程、わかりやすい映画でもない、
という感じの立ち位置の映画。
(いや、そうでもなくて、単なる娯楽映画なのかも。)

--

てか、youtubeに映画が全部アップロードされてる…

01:03:00 ~ 01:06:40迄のシーンが笑える。

--

| | コメント (0)

Twelve Monkeys

会社の同僚に

「好きな映画を教えろ。」

と言われたので。

一日一本、思い出してみよう。

--

過去にタイムスリップして、
未来を変えようと試みたとしても、
そもそも未来は現在の延長上にあるので、
変えることはできない。

どんなにあがこうとも、
あがいた結果としての未来が存在するので、
過去は変えることができない。

という悲劇的な運命に翻弄される男を描いた
映画なのだけれども。
随所にユーモアが感じられる。

という映画。

"バック・トゥ・ザ・フューチャー"が描く
タイムスリップとは異なっていて。

質量保存の法則に則ったが如く、
運命は変えることができない。
という考え方で描かれているところに共感する。

テーマ曲に使われているピアソラの曲もスキ。

| | コメント (0)

2012年1月30日 (月)

I'll build a bonfire of my dreams.

Elvis Costelloの"Indoor Fireworks"を和訳してみた。

--

僕らは室内ゲームで遊ぶ。
ギリギリの線で嘘をつきあって遊ぶ。
みんな、ハッピーエンドが好きだけど、
僕らはそれを手に入れるそぶりさえ見せない。
みんなが泣けるトコだって、
そ知らぬそぶりで無視をきめこむ。

室内花火でだって指に火傷することがあるんだ。
室内花火だったら安全だと言っていたけれど。
それほどきれいなわけでもない。
空で燃えるでもない。
それでも、目が眩んで、喜んだりもできる。
煙が目に染みれば、泣けたりもする。

ベルモットに注がれたジンのように。
君は僕の人生のスパイスだった。
火花が散ったとしても、
僕らの愛は火花になんて負けないと思っていた。
たまにはささいなことで
人前でケンカをしたりもしたけれど、
閉じられたドアの裏側では、
違う種類の火花が飛ぶことだってあったんだ。

室内花火でだって指に火傷することがあるんだ。
室内花火だったら安全だと言っていたけれど。
それほどきれいなわけでもない。
空で燃えるでもない。
それでも、目が眩んで、喜んだりもできる。
煙が目に染みれば、泣けたりもする。

きちんと本当のことをいう。
僕のヒューズはそろそろ燃え尽きそうで。
電気だって消耗し尽くしちゃったんだ。
でも、僕らが終わるなんて
少しでも思わないでほしい。
僕は夢を薪にくべて、
君と僕の壊れてしまった偶像を燃やすから。

室内花火でだって指に火傷することがあるんだ。
室内花火だったら安全だと言っていたけれど。
それほどきれいなわけでもない。
空で燃えるでもない。
それでも、目が眩んで、喜んだりもできる。
煙が目に染みれば、泣けたりもする。

--

高校生の頃に、エルビス・コステロさんの声が気になって。
右も左も分からず、初めて買ったコステロさんのCDが。
この"Indoor Fireworks"が入っていた、
"King Of America"というCDで。
以来、ときおり思い出したように聞いているアルバム。

ずっと良い曲だなぁと思っていたのだけれど、
歌詞がわからなかったので、訳してみた。

--

室内花火に例えて関係を描いているんだろね。

このくらいの距離感だと、最後にけっこう大袈裟な単語が
挟まれていても、優しさのようなものを感じる。

僕にとっては"A Case of You"はちょっと無防備過ぎる
感覚があるのだろうなぁと。

--

| | コメント (0)

Turned a whiter shade of pale.


Procol Harumの"A Whiter Shade Of Pale"を和訳してみた。

--

軽いステップを踏んでいたら。
カートがフロアを滑っていった。
僕はちょっと酔ってるんだけど、
みんなはもっとやれといっている。
天井が高くなってきて、
部屋は騒がしくなってきた。
もう一杯頼んだら、ウェイターが
トレイを運んできた。

時間が経って、
男が身の上話を話し始めたら、
彼女の顔色はオバケみたいになってきて、
だんだんと青くなってきた。

「わけわかんないけど、
ホントのことなんてわかりきってるわ。」
と彼女は言った。
だけど僕はトランプをしながらフラフラしていた。
海へ向かう16人のヴェスタの処女の
ように彼女をさせるわけにはいけない
彼女を海に向かった16人のヴェスタの処女のように
しちゃダメなんだ。
僕の目は開いているのに
閉じているみたいだったんだ。

それから、また大分時間が経って、
男が身の上話を話し始めたら、
彼女の顔色はオバケみたいになってきて、
だんだんと青くなってきた。

--

昔、父がレコードで聞いていた気がする。
サビの部分だけ、なんとなく歌詞が聞き取れてて。
青い顔になったみたいな感じ、というボンヤリしたイメージだけ
先行していたので、訳してみたら。
わけがわからない歌詞だった。

好きなメロディーであることには変わりないのだけれども。

--

Annie Lennoxさんの。

--

そういえば、先日訳してみた"A Case of You"。
何かと雰囲気が似てるなぁって思ってたら、中島みゆきさんの"僕たちの将来"に
雰囲気が似てる気がした。

Bank Bandの。

| | コメント (0)

2012年1月27日 (金)

I'm drawn to those ones that ain't afraid.


Joni Mitchell さんの"A Case of You"を和訳してみた。

--

そう。
終わってしまう前に言ったよね。
「僕の気持ちは北極星のように変わることはないよ。」
私は言った。
「ずっと暗い中にいるって、それってどこ?
私に会いたいなら、バーにいるよ。」

テレビの青い光で照らされた
マンガのコースターの裏に
カナダの地図を描いたの。
そう、カナダ。
その上にあなたの顔を二度描いたの。
あなたはワインみたいに私の血の中に流れているのよ。
すごく苦々しくて、でも甘い感じがする。

あなたのこと、飲み干せてしまう。
でも、まだ自分の足で立っていられる。
うん。大丈夫。立っていられる。

私はひとりぼっちの絵描きで。
絵具の缶に囲まれて生きてる。
悪意みたいなのが怖くって。
だから、恐れを知らない人に惹かれてしまう。

愛は魂に触れることだって。
あなたが言ったことを思い出す。
確かにあなたは私の魂にふれた気がする。
こんなふうに、あなたの一部が私から溢れ出してるものね。
あなたはワインみたいに私の血の中に流れているのよ。
すごく苦々しくて、甘い感じがする。

あなたのことだったら飲み干せてしまうの。
まだ私は自分の足で立っていられるのよ。
うん。大丈夫。立っていられる。

ある女性にあったの。
彼女はあなたみたいな口をしていて、
彼女はあなたの人生を、
あなたの悪いところも知っていた。
彼女、言ったわ。
「彼のとこにいくといいわ。
でも、傷つくことは覚悟しておくのね。」

それでも、あなたは私の身体の中にいるの。
ワインみたいに。
あなたはとても、とても苦くて甘い。

私、あなたのことを飲み干せるわ。
まだ私は自分の足で立っていられるのよ。
うん。大丈夫。立っていられる。

--

この歌の女性は、別れてしまった恋人のことが、まだ好きなんだろうね。
で、カナダの絵を書いてても、彼のことを思い出してしまって、
彼は恐れを知らない人で、臆病な彼女は彼のそんなところが好きで。
何をしていても彼を思い出してしまう。
彼のことをよく知ってる女性に、どうせ彼のとこ戻ったって辛いだけよ、
って忠告されても、
彼が好きで、でも、自分で立ってられるって。

そんな感じの歌だったのを、初めて知った今日。
こんな感じの詞は、自分だったら苦し過ぎて書けないなぁ。

--

ジェイムス君の。

これでまだ23歳って!

| | コメント (0)

2012年1月26日 (木)

You don't know what you've got till it's gone.

Joni Mitchell さんの"Big Yellow Taxi "を和訳してみた。

--

あの人たちはパラダイスを埋立てて駐車場を作った。
ピンクのホテルとブティックと、踊れるクラブも。

でもなんで失くすまで、わからないんだろう?
あの人たちはパラダイスを埋め立てて駐車場を作ったのよ。

あの人たちは木を全部引っこ抜いて、木の博物館に置いたの。
それで見物人から1ドル50セントの入場料をとったの。

なんで失くすまで、わからないんだろう?
あの人たちはパラダイスを埋め立てて駐車場を作ったのよ。

農家のひとたちも。
私の林檎に穴を開けてしまうような
有害な農薬をまくのは今すぐ辞めてよ。
お願いだから鳥と蜂を殺さないでよ。

なんで失くすまで、わからないんだろう?
あの人たちはパラダイスを埋め立てて駐車場を作ったのよ。

昨日の夜遅くに、ドアの閉まる大きな音を聞いたの。
そうしたら私の大事な人を
大きな黄色いタクシーが連れ去ってしまった。

なんで失くすまで、わからないんだろう?
あの人たちはパラダイスを埋め立てて駐車場を作ったのよ。

あの人たちはパラダイスを埋め立てて駐車場を作ったのよ。
あの人たちはパラダイスを埋め立てて駐車場を作ったのよ。

--

タイトルの"Big Yellow Taxi"って。
パトカーか何かのことなのかしらねん。
旦那さんが環境活動家か何かでおまわりさんに捕まったとか。
そういう感じなのかしら。
となると、これは怒りの歌ってことになるのだろうけれど。
それがポップに歌われてるところが怖いなぁ。
最後は笑い声が聞こえるし。

どうなんだろ。

ディラン先生の。

Green Dayもコピーしてたのね。

知らなかった。

こっちはJanet先輩がサンプリングしたの。

これ、好きだなぁ。

| | コメント (0)

2012年1月10日 (火)

映画を見る。

"Somewhere"見た。

とても良い映画だった。

物語はとてもシンプルで。

・女にだらしのない父(俳優)
・かわいい女の子(父の娘)

の関係性を描くだけ。
台詞も少ないし、どちらかといえば
他愛のない会話のみ。

でも、映像に飽きずに見てしまう。
ソフィア・コッポラさん、毎度思うけれど、
映像の撮り方と音楽の選択、好きだなぁと思う。

コッポラさん、高名な父さんにしてほしかったこと、
または、されてうれしかったことを
全部詰め込んだんじゃなかろうか。

エル・ファニング、かわいすぎ。
"I Am Sam"のあの子と同じ女の子だなんて。

ああ。時間。

"ミッション・インポッシブル4"も見た。

もはやストーリーはどうでもよくて。
単純にスリリングなアクションを楽しむための
娯楽映画に徹していて、面白かった。

映画館で"ミレニアム"の予告編が流れた。

あまりによくできた予告編だったので。
かつ、原作も読んでいるので。
もはや映画を見ない方が良い印象のまま
終わりそうだなと思ってしまった。

でも、きっと見に行ってしまう。

"移民の歌"、名曲だなぁ。

| | コメント (0)

2011年12月25日 (日)

R0010816


R0010792

--

デパートの男性物の洋服売り場では、
男性よりも女性の方が多い。
手袋やらマフラーやらを手に取っては思案顔。
すこし洒落た腹巻売り場でも思案顔。

--

道路の脇で、2台の車が駐車。
多分、交通事故。
運転手同士が静かに話している。

後ろの車の窓からは幼稚園くらいの
小さな男の子が退屈そうな顔で、
顔を窓に押し付けている。

--

近所の串揚げ屋さんで、何故か
クリスマス・セールと書かれていて、
串揚げ全品\100均一のノボリ。

中では頬を赤くした、笑い顔の、
数名の中年男性達。

--

不二家のケーキ売り場では串揚げ屋にいた
ような中年男性がマロンケーキを3つ、
買っていた。

--

--

| | コメント (0)

2011年12月12日 (月)

Total Luner Eclipse

1_2

2_2

3_2

4_2

5_2

--

街行く人たちがみんな夜空を見上げていた。
見上げる理由なんて、誰も説明できない。
という、ビューティフルな風景の12月。

--

いろいろな事情があって、やっぱりドラえもんが欲しい。

けれど、現実的には、ドラえもんがいるハッピーエンドが想像できない。
(ドラえもんとの別れを想像できる?)

だから、ドラえもんには申し訳ないのだけれども。
ジャイアンとスネオとしずかちゃんがいれば、それでいいんだなと思う。

--

| | コメント (0)

2011年11月27日 (日)

At the drive in

1


2


3


4


5

6


7


8


9


10


東名高速道路で家に帰る途中、海老名サービスエリアに寄った。
僕は友人3人がトイレに行っている間、
土産モノ屋の外に置いてあるベンチに座って、タバコを吸った。

曇っていて星は見えない夜。少しだけ肌寒い。
車がひっきりなしに走り去っていく音が聞こえる。
トラックのアイドリング音が静かに聞こえる。
窓ガラスにカーテンがひかれている。
運転手はきっと眠っている。

「俺、サービスエリア、好きなんだよね。」

とトイレからひとり戻ってきた佐々木が僕の隣の腰掛けながら言った。

「なんかよくね? サービスエリア。平和っつーか。」

佐々木はマイルドセブンスーパーライトに火を点けながら続ける。

「ほら、あのカップルとかさ。最高だよな。あれ。」

と佐々木は歩き去っていくカップルを見て言う。
カップルの片割れの男は何か食べ物でも買ったのか、
ビニール袋を手に下げてる。
女の子は男に寄り添って歩いている。

「あれのさ。何がいいかっていうとさ。
 ここがサービスエリアだからいいんだよな。
 なんつーかさ。ほら。これからどっか行くんだろ?
 そのためにサービスエリアに寄って。
 あぁ。いいね。平和で。」

「そりゃさ。お前の頭の中が平和だからそういうふうに
 見えんだろ。」
と僕は言う。

「いいじゃん。平和でよ。」

トイレから林と有田が帰ってくる。

「なぁ。お前らだってサービスエリア好きだろ?」
と佐々木が言う。

「なんだ?急に?」
と林が言う。

「いや、こいつがよ。サービスエリアなんて好きじゃないって
 いうからよ。」と佐々木が言う。

「いや、嫌いなんて言ってねーだろがよ。」
と僕は反論する。

「そうか? ま。何にしてもサービスエリアはいいよなぁ。
 平和でよ。」
と佐々木が言う。

「そりゃやっぱお前の頭ん中が平和だからだわな。」
と有田が言う。

サービスエリアから出ようとするときに、
僕もモヨオシテきたのでトイレに行く。

車に戻ったら佐々木が言った。

「俺もサービスエリアをいっしょに歩く
 かわいー彼女がほし~~」

「いや、お前にはきっとしばらくできねーわ。」
と林が言った。

車のエンジン音。
友人達の笑い声。
寄り添う恋人達。
眠るトラック運転手。
家族連れ。
夜のサービスエリア。

| | コメント (0)

«もっと即物的な言葉で。